私とあいつ 俺とお前
ガラッ
2人で言い合っていると先生が入ってきた。
「おい、席につけ。」
先生の声に合わせ、みんなゾロゾロと自分の席に戻る。
「今日は、今度ある宿泊訓練の班決めをするぞ。」
この言葉と同時にクラスも騒がしくなる。
もうそんな時期なの?
正直めんどい。
私どっちかというと、家でのんびりしたい派です。
「じゃ、学級委員は前に出て話を進めて。」
ほら、学級委員呼ばれてますよ。
班なんてちょちょいと決めて終わらせましょうよ。
「.......」
.............、え、私だっけ。
なんか入学式の日に言われたような。
「おい、どうした河野と安川。前に出ろ。」
勘違いなんかじゃなかった。
いや、待てよ。この際私がくじ引きでササッと、、、、
「はーい、河野さん。好きな人なればいいと思いまーす。」
君は誰だね。
私が今、決めようとしてたのに。
いや、そりゃ、私だって凛となりたいけど、
絶対こういうのって残ったりする人がいるじゃん?私そういう風に決めるのはダメだと思うんだけどね。
でも、私の思いとは裏腹にクラスは誰となるかで盛り上がっている。
いや、これ今更私が口出ししたらそれこそめんどいことになる。
「どうぞ、それで決めます。」「「よっしゃーー」」
クラスのみんなは立ち上がり、教室中を歩き回りながら、誰となるかを話している。
「真昼、一緒になろ。」
「うん。」
ま、とりあえず、凛とはなるとして、他どうする。
この宿泊訓練ではクラスにそれぞれ、8班作るという決まりがある。
このクラスはちょうど40人だから、後3人。
誰かなれる人がいないかと辺りを見渡すと、
「ね~、龍くん同じ班なろう。」
「いやいや、私達となろうよ。」
なによ。
誰にでも寄ってたかって愛想振り向いちゃってさ。
なんか、胸の奥が苦しい。
苦しい?ていうか、モヤモヤ?
胸焼けかな、そんなに食べてないと思うんだけどな。
「ごめん、俺河野さんの班に入るから。」
え?
今、変なことが聞こえたような。
「ね、ね、ちょっと、ちょっと真昼。」
私が混乱していると、
私の肩をバシバシ叩きながら、凛が言う。
「痛いよ凛、なに。」
凛の向いている方と同じ方を私も見て見ると
こっちになぜだか龍が向かってきている。
え、ちょなに。
こっちに来てるわけじゃないよね?
ま、まさかね。
いや、これは絶対私の所に来ている。
と、思っているとやっぱり、私の前で龍は立ち止まった。
「いいよね?河野さんと前川さん。」
私と凛を交互に見て、言う。
いや、それほとんど決まってますみたいな言い方じゃん。
そんな風に言ったら、周りの女子とかの視線痛いし。
それに、私が反対しても隣にいる乙女は、
「もちろん!私は全然大丈夫だよ。」
て、言うだろうね。
ノリノリだし、目輝いてるし、こんな状態で私が無理やり断ったら、悲しむか。
「わかった、私もいいよ。」
そういった瞬間、少しだけ龍の顔が赤くなったような気がした。
え、なに。
なんだろう、今の。
一瞬ドキッとした自分がいた。
「じゃ、決定な。
じゃ、もう1人は........」
と、龍が教室見渡し始める。
ダメだ、他の男子は真昼を狙ってるやつばかりじゃん。そんな危ないヤツらと一緒にできるかってぇの。なにげにこいつ可愛いし、入学してたからモテてるし。
ま、俺は真昼の顔じゃなくて中身に惹かれたんだけどな。
ダメだよ。他の男子は凛を狙ってるやつばかりじゃん。こんな女たらしばかりの男子と凛を一緒にできないよ。どうしよう....
2人で言い合っていると先生が入ってきた。
「おい、席につけ。」
先生の声に合わせ、みんなゾロゾロと自分の席に戻る。
「今日は、今度ある宿泊訓練の班決めをするぞ。」
この言葉と同時にクラスも騒がしくなる。
もうそんな時期なの?
正直めんどい。
私どっちかというと、家でのんびりしたい派です。
「じゃ、学級委員は前に出て話を進めて。」
ほら、学級委員呼ばれてますよ。
班なんてちょちょいと決めて終わらせましょうよ。
「.......」
.............、え、私だっけ。
なんか入学式の日に言われたような。
「おい、どうした河野と安川。前に出ろ。」
勘違いなんかじゃなかった。
いや、待てよ。この際私がくじ引きでササッと、、、、
「はーい、河野さん。好きな人なればいいと思いまーす。」
君は誰だね。
私が今、決めようとしてたのに。
いや、そりゃ、私だって凛となりたいけど、
絶対こういうのって残ったりする人がいるじゃん?私そういう風に決めるのはダメだと思うんだけどね。
でも、私の思いとは裏腹にクラスは誰となるかで盛り上がっている。
いや、これ今更私が口出ししたらそれこそめんどいことになる。
「どうぞ、それで決めます。」「「よっしゃーー」」
クラスのみんなは立ち上がり、教室中を歩き回りながら、誰となるかを話している。
「真昼、一緒になろ。」
「うん。」
ま、とりあえず、凛とはなるとして、他どうする。
この宿泊訓練ではクラスにそれぞれ、8班作るという決まりがある。
このクラスはちょうど40人だから、後3人。
誰かなれる人がいないかと辺りを見渡すと、
「ね~、龍くん同じ班なろう。」
「いやいや、私達となろうよ。」
なによ。
誰にでも寄ってたかって愛想振り向いちゃってさ。
なんか、胸の奥が苦しい。
苦しい?ていうか、モヤモヤ?
胸焼けかな、そんなに食べてないと思うんだけどな。
「ごめん、俺河野さんの班に入るから。」
え?
今、変なことが聞こえたような。
「ね、ね、ちょっと、ちょっと真昼。」
私が混乱していると、
私の肩をバシバシ叩きながら、凛が言う。
「痛いよ凛、なに。」
凛の向いている方と同じ方を私も見て見ると
こっちになぜだか龍が向かってきている。
え、ちょなに。
こっちに来てるわけじゃないよね?
ま、まさかね。
いや、これは絶対私の所に来ている。
と、思っているとやっぱり、私の前で龍は立ち止まった。
「いいよね?河野さんと前川さん。」
私と凛を交互に見て、言う。
いや、それほとんど決まってますみたいな言い方じゃん。
そんな風に言ったら、周りの女子とかの視線痛いし。
それに、私が反対しても隣にいる乙女は、
「もちろん!私は全然大丈夫だよ。」
て、言うだろうね。
ノリノリだし、目輝いてるし、こんな状態で私が無理やり断ったら、悲しむか。
「わかった、私もいいよ。」
そういった瞬間、少しだけ龍の顔が赤くなったような気がした。
え、なに。
なんだろう、今の。
一瞬ドキッとした自分がいた。
「じゃ、決定な。
じゃ、もう1人は........」
と、龍が教室見渡し始める。
ダメだ、他の男子は真昼を狙ってるやつばかりじゃん。そんな危ないヤツらと一緒にできるかってぇの。なにげにこいつ可愛いし、入学してたからモテてるし。
ま、俺は真昼の顔じゃなくて中身に惹かれたんだけどな。
ダメだよ。他の男子は凛を狙ってるやつばかりじゃん。こんな女たらしばかりの男子と凛を一緒にできないよ。どうしよう....