私とあいつ 俺とお前
ガラッ
体を丸めながら、
今出席確認をしている担任にバレないように席につこうとしたが、
「河野」
「.....」
「おい、河野来てないのか」
あと、ちょっとでつきそうなのに。
こういう時に出席番号が早いのを憎む。
あと、もうちょっとでつく。
入学式早々遅刻できないしね。
いや、もう遅刻してるんだけど。
「おい、こう......
何やってんだ河野。」
ギクッ
「バレバレだぞ。」
はぁ
しゃがんでた体制から起き上がる。
「す、すみません。」
「いいから席につけ。」
周りからクスクスと笑い声が聞こえる。
「今日は大目に見てやるがな明日からは....
ガラッ」
「すみません、遅刻しました。」
先生の話を遮り、教師に入ってきたのは
「うそ」
さっきぶつかった男だった。
「お前もか安川龍(やすかわりゅう)。」
「このクラスはなんで入学式に遅刻が2人もいるんだ。」
遅刻したことを再び言われ、身が縮こまる。
頭を抱え込んでいる先生を無視するように、クラスが騒がしくなる。
「うそ、なにあの男子。」
「かっこいい。」
たしかに顔はかっこいいあいつにクラスの人達は注目する。性格はあれだけど。
「よし、俺は決めたぞ。」
いきないりそういうと先生は私とあいつを交互に見てから、
「お前ら2人を学級委員に任命する。」
「「は?」」
「は?じゃない!これは罰だ。
全員賛成でいいな?」
クラスのみんなは賛成の合図に拍手をする。
なんでよ~
あのまま走ってれば間に合っていたのにあいつのせいで、
と、いつの間にか席についているあいつを見ると、ちょうど視線があった。
「バ・カ」
へ?
今口パクでバカって言った?
言ったよね?
いや、なんで言われなきゃいけないの?!
体を丸めながら、
今出席確認をしている担任にバレないように席につこうとしたが、
「河野」
「.....」
「おい、河野来てないのか」
あと、ちょっとでつきそうなのに。
こういう時に出席番号が早いのを憎む。
あと、もうちょっとでつく。
入学式早々遅刻できないしね。
いや、もう遅刻してるんだけど。
「おい、こう......
何やってんだ河野。」
ギクッ
「バレバレだぞ。」
はぁ
しゃがんでた体制から起き上がる。
「す、すみません。」
「いいから席につけ。」
周りからクスクスと笑い声が聞こえる。
「今日は大目に見てやるがな明日からは....
ガラッ」
「すみません、遅刻しました。」
先生の話を遮り、教師に入ってきたのは
「うそ」
さっきぶつかった男だった。
「お前もか安川龍(やすかわりゅう)。」
「このクラスはなんで入学式に遅刻が2人もいるんだ。」
遅刻したことを再び言われ、身が縮こまる。
頭を抱え込んでいる先生を無視するように、クラスが騒がしくなる。
「うそ、なにあの男子。」
「かっこいい。」
たしかに顔はかっこいいあいつにクラスの人達は注目する。性格はあれだけど。
「よし、俺は決めたぞ。」
いきないりそういうと先生は私とあいつを交互に見てから、
「お前ら2人を学級委員に任命する。」
「「は?」」
「は?じゃない!これは罰だ。
全員賛成でいいな?」
クラスのみんなは賛成の合図に拍手をする。
なんでよ~
あのまま走ってれば間に合っていたのにあいつのせいで、
と、いつの間にか席についているあいつを見ると、ちょうど視線があった。
「バ・カ」
へ?
今口パクでバカって言った?
言ったよね?
いや、なんで言われなきゃいけないの?!