何度だって。
陽斗 side

「あなた 誰 ??」

信じられない。

目の前には頭を包帯で巻かれ

病院のベットに座っている彼女

今日で 付き合って 1年の記念日だ。

なのに、

君は俺の事を覚えていない。



ーーーーー4時間前ーーーーーー

プルルルルルルル プルルルルルルル

「もしもし??」

「陽斗!!!」

「声でけーよ 」

「あ、ごめんね!!」

今日は俺と光が付き合って

1年記念日で これからデートする予定。

「で??もう俺ここで15分も待ってるんだけど」

そう、待ち合わせ時間は1時

なのに今は1時10分

「ごめん!!今用意できたとこ!!」

「なにしてたんだよ」

「服選んでたの!!」

「なんでもいいだろ」

「よくない!!1年記念日のデートだよ!?」

思わず笑ってしまうくらい必死だ

「分かったから。今すぐ来いよ」

「うん!分かった!!」

プツッ

これですぐ来るだろう

そう思ってた。

なのに 光 は30分経ってもこない。

迎えに行くべきか。

いや、行き違いになったら困る。

それにしても 遅すぎる

少し 心配になり

やっぱり迎えに行こう

そう考え 歩き出した直後
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