元カノ日記
かい…ほう…?

「いっ…いやああああああ!!!」

私が絶叫した時、トイレの鍵がガチャッと開いた。
振り返ると、リョウマが私を見下ろして笑っていた。でもその笑みはいつもの優しい笑顔じゃない。

「体の調子は治った?…治ってもらわないと困るんだよねぇ…君は僕の彼女なんだから、最後まで役目を果たしてもらわないと…」

そう言ってリョウマは私の首に錆びついた首輪をつけた。

「その首輪、可愛いだろ?気に入ってくれたかな?…ハハハ、その歪んだ顔、アイツと一緒だ。アイツの弟が万引きした事を世間にバラすって言ったら、アイツもそんな顔をして僕に従ったよ。」
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