1ページの恋

彼氏

いつも僕のために来てくれる
可愛くて愛おしい僕の大好きな彼女。
でも、一つだけ君に嘘をついてるんだ。
「君は誰?」と…
本当は覚えているんだ。
君とハグしたこと、君とキスしたこと
2人で過ごす時間が楽しかったこと…全部全部

「大好きだ!愛してる!」って言いたいのに

僕にはもう時間がないんだ。
この命が消えた時に君が悲しまないように
幸せで笑顔が絶えないように嘘をつく。
それが、今僕にできる1番のプレゼント。
「あなたの彼女です。」と笑顔で言う君は
どこか寂しそうで…
こんなことしてても無意味だって、わかってるけど…
ずっと待ち続けて、そばにいてくれる
そんな優しい君を見ながら僕は眠る。
いつか、君が僕のことを忘れて
幸せになってくれることを願って………
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