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―中学校生活―
―――中学校生活―――

私の中学校生活は、とても楽しいものだった。



朝――

先輩の姿をさりげなく探しながら、登校する。

「も~美穂きいてるのぉー??ぁッまた先輩さがしてるんでしょー!!」

そのたび恵からつっこみをうけるのも毎朝の日課だ。



昼――

授業はだるいけど、給食当番の時に

先輩に会える絶好のチャンスがやってくるのだ。

今日はうちらが給食当番っ!!やったぁ~♪

「お前なんで当番なのによろこんでんだよー」

クラスの男子からたずねられた。

「ん~内緒っ」

口の固い私がクラスのチャラチャラした男子になど

理由をおしえる筋合いもない。



部活――

先輩の部活...それはサッカー。

私はソフトテニスにした。

サッカー部の人が見えるというのも

入部した理由のひとつだ。

一日の中で部活の時が一番たのしかった。

友達とも仲良くなれたし、今日は何より一番うれしい出来事があった。

先輩がサッカー部のキャプテンである事が発覚!!

――かっこいい~♪♪

「美穂って先輩見てる時が一番いい顔してるよね~」

「あったりまえぢゃんよッ」

「ふーん。。まぁいいけど、テニスの方もちゃんとやってよね!!」

「はーい」

こんな話を友達とするのも、日課なのだ。



私の中学校生活は、まぁこんなぐわいで進んでいった。

すごくすごく、楽しかった。

でも、この楽しさはいつまでも続かなかった。

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