実話、私は風俗女性記者でした!
当時の私は、入社して半年も経っていなかったから、取材の段取りを口ずさみながら人気のない歩道を歩いていると、さっきのセダンが私の歩く速度に合わせ始めた。
「えっと、まずは特集の下着撮影でしょ……あとはインタビューして」
ボソボソ言っている私にかまわず運転席のガラスが少し開き、中から上品そうなオジサンが声をかけてきた。
てっきり道を聞かれたのだと思って(そんなワケなんだけど)「地元じゃないから分かりません」って言ったら「ボクも出張して来たから、一緒だねぇ」って言うんだよ。
道を聞いているわりには、やたらニコニコしているオジサン。
何かの勧誘? ようやく疑いだした私は「すみません、約束がありますので」と言って近くのコンビニへ駆け込んだ。
入ってもセダンは、コンビニの前に停まって私が出てくるのを待っている。
「えっと、まずは特集の下着撮影でしょ……あとはインタビューして」
ボソボソ言っている私にかまわず運転席のガラスが少し開き、中から上品そうなオジサンが声をかけてきた。
てっきり道を聞かれたのだと思って(そんなワケなんだけど)「地元じゃないから分かりません」って言ったら「ボクも出張して来たから、一緒だねぇ」って言うんだよ。
道を聞いているわりには、やたらニコニコしているオジサン。
何かの勧誘? ようやく疑いだした私は「すみません、約束がありますので」と言って近くのコンビニへ駆け込んだ。
入ってもセダンは、コンビニの前に停まって私が出てくるのを待っている。