実話、私は風俗女性記者でした!
「ぜったい何か勘違いしてるって、あのオバチャン!」

私は、ご立腹。

だって、ヒゲさんは当時30代後半、一方私は20代前半だったんだもん。

「いいじゃん、勝手に誤解させとけばさ」

さすが、三十路をとっくに過ぎたヒゲさん、大人の発言ね。

しばらく雑談しながら待つと、注文のセットがやっと来た!

しかし、来たのは1セットのみ。

「先にどうぞっ」

まだ、1セットしか来ていないのをヒゲさんが私に譲ってくれた。

「ありがとう! おいしそ~。いただきまーす」

腹ペコの私は、気にすることなく(いつものことなので)、先に食べていると

「付き合っちゃうか、俺達」

と、ヒゲさん。

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