実話、私は風俗女性記者でした!
普段、友達のように軽く話しているヒゲさんも、文体や編集には厳しく、いつもダメ出しはガンガンしてくる。

あのヒゲさんがペシペシされているの、ちょっと見てみたいかも。

という理由で、今回のみヘルプで参加することに。

普段のグラビアは、ホテルとかの部屋で撮ったりするんだけど、今回は違ったんだよね。

ホテルはホテルでも、SMホテル!!!

もう、びっくりっすよ。

繁華街の裏手にある、一見普通の雑居ビル。

でも、よく見ると奥のほうに受付っぽいカウンターが。

ラブホみたいに、顔が見えないようになっている。

撮影だということを事前にお願いしてあったみたいで、少し広い部屋を借りることができた。

中は、赤と黒で統一されていて、一見カッコイイ感じのオシャレな部屋。

一見というのは、本当に最初の一見で、置いてあるものはスゴイんだよね。

X字の貼り付け台に、上から垂れたチェーン。

歯医者さんとか産婦人科みたいな、治療台っぽい椅子。

照明も薄暗くて、不気味!!

わー、怖くてトイレ行きたくなった!

「いってきなよ~、ここで見ててあげるからさ」

どうやら、企画の担当者だけにこういったホテルには慣れているっぽいヒゲさん。

見ててあげるってどういうこと?

トイレを探すと、理由がわかった。

入り口は鉄の柵で丸見え!! 変態ヒゲ!!

無理、無理、無理!! 我慢決定!!!

結局、トイレを見学するだけで、そのまま戻った。

便器には、きちんとホテルで見かける「清掃済み」シートが挟まっていたのにギャップを感じて笑ったけれどね。

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