だれか私を愛してください
長い先生の話も終わり各教室に行くように促された。

教室に着くとみんなグループを組んでいた。
自分もはやく。誰かと話さないと。

母達はみんな廊下でおしゃべりをしていた。
母をちらっと見るとあっという間に囲まれていた。
よくあることだ。
人気のブランドで学校の制服の話も壇上でしていたから。

それに比べて。私は。

誰にも声かけれない。一人の子がいない。

もたもたしていると先生が来てしまった。



今日はプリントと宿題配られて終わった。

今日は珍しく母が帰りも送ってくれた。
それどころか家にはいった。

「休みなの?」

「うん。あんたの学校あるか休んだわ。また明日から仕事だけどね。」

「そか。」

晩御飯を作っている間も母は今日できなかった仕事を書斎にこもってしていた。

「お母さん。ご飯。ここに置いてるね。」

そういってそっと戸をしめた。

明日から高校生活が始まるから今日は部屋の電気を消し眠りについた。
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