病み魔女の初恋?はすっごく心配なのです!

病み魔女とユズカさんは話してばかり

「…案外、あなたメンヘラじゃないかもね。」
!?メンヘラじゃないって!?私が!?
そんなわけない…私が?んなの天変地異起きてもそんな馬鹿なことない…

「え?」

「母親に呪われていたのよ。自己暗示。
それに負けて、メンヘラへと変化したのかもね…」
え…じゃあ…じゃあ…
やることはただ1つ。

「…」
母親を呪う。断じて聞き間違いではない。

「そういえば、亜理桜。なぜ病み魔女の必要が
あると思う?」
え?そういえば知らなかったなぁ…

「え?わかりません…そういえば、聞いてなかったですね。」

「えっとね、“人間界の腐った人間を成敗する為”よ。」
え?腐った人間…

「その為にあったんですね…ってえぇ!?」

「私って、元病み魔女だったの知ってた?」
え?ユズカさんが??

「えぇ!?」

「驚きすぎよ、作業しましょ、私が逸らしてしまったわ…」
あ、そういえばそうなりますね…
そうなっちゃいますよね…

「あ、そうですね…」

「…腐った世界を浄化する為に、頑張ってね、
亜理桜。優秀な優等生の亜理桜。すっごくかわいい亜理桜。」

「優秀でも、優等生でもありませんよ、ユズカさん。冗談はよしてくださいね、詐欺罪で逮捕しますよ?ふふ♪」

「あら、私を通報かしら?」

「そうなりますね、ユズカさん(笑)」

「「あはははは」」

「あ、逸れた。」
やってしまったぁ…
日が上るまでに、終わるかなぁ…
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