病み魔女の初恋?はすっごく心配なのです!

闇魔女さんは入学の許可をしに行く

闇桜side
*

「校長。」
やっと校長室についたぜ。

「おぉ。孫よ。どうしたのかねぇ?」
ユズカって孫だったんかい!

「校長、ここでは“孫”ではなく、ユズカです。
もちろん、呼び捨てで構いません。」
たしかに、やっぱりここでは孫と言われるのは、
ちょっと嫌だよな…

「はいはい。わかりましたよ。ではユズカ、
どうしたのかねぇ?」
段々上から目線になってきてないか?

「急な話なのですが、実は亜理桜は双子
だったんです。入学を許可してくれませんか?」
実は、“双子”ということになったのは、
遡ること10分…

「そういえば、亜理桜そっくりのあたしを、
校長はどうみるんだろうな。」

「そうね。そこはどうしようかしらね。」

「“双子”はどうだ?」

「そうね。後で連絡をして、言った方が良さそうよね。」

「よし、それで決まりだな。」

って感じだ。

「部屋番号は…どうするかねぇ?」
あ、それは…

「あ、亜理桜と一緒でいいです。」
そうだったっけか?

「了解だねぇ。」

「それと校長、いつもその口調でやってるんではないでしょうね?」
あ…あたしはお先に?

「そ、そんなわけないじゃないか!」
急に口調って変わるんだね。

「集会とか、気を付けてくださいよぉ!?」

「わ、わかったよ!すればいいんだよな!」
ヤケクソ…

「校長!段々闇桜の口調になってますよ!!!
口調パクったって炎上しますよ!」
あぁ。たしかに。
炎上はしないな。ここネットじゃないし。
陰口はあると思うが…
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