夢の世界でキミと、待ち合わせ。

まるで、"私は、行きません"って主張してるかのようだった。

もちろん、ほかのやつはそんなの気には止めず好きなヤツらと自由に組んでいた。


『ねー、どーする?あと女子2人』

『んーーどーすっかなぁ〜…』

龍斗と咲良が困ったかのように話し始める。


グループわけの時、もちろん俺の席にはダチの龍斗と達也が来て。


そして、龍斗の彼女である咲良も自然と俺の席に来て、4人で組んでいた。



『ねーこの4人じゃダメなのかな〜、めんどいからこれで良くない?』


『いやいや、でも!まだグループ決まってない可愛い女の子たちいるかもだし!?』

『はあ!?』

ぎゃあきゃあ言い合いしている2人は気にもとめず、

俺は、さっき教卓をボーッと見つめていた夢野を視界にいれた。


そしたら、夢野の席に三つ編み姿の子が。


確か、この子は……


『えぇっ!?がっ、学級委員ですかぁ!?


…ぇぇぇぇ…あ、はい…やります…』


担任に無理矢理と言っていいほど学級委員に指名されてた…なんだっけ…ああ。


桃木 理沙。三つ編み姿で黒縁メガネ。

制服もきちんと着こなしてる…いわゆる真面目ちゃん。

それに対し夢野胡桃は、ショートカットで、制服は少し着崩している。


そんな対象的な2人が話してるなんてビックリで思わず見つめていた。


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