夢の世界でキミと、待ち合わせ。

少ししたら、あたりを見回し始めた2人。


ああ。なるほど。行くんだ夢野胡桃も。


多分、桃木に押されて行くようになったんだろうな、って思いながら。


『なー咲良。

桃木たち空いてるぽいから行ってみねー?』


『え?桃木って…桃木理沙さん?

あーうん別にいいけど…龍斗たちは?』


『俺達は別に構わねーよ』


達也も頷いてくれて俺達は、2人がいる所へ向かった。



ーーーー…


ーガチャ


静かにドアを開けると気持ちよさそうに寝ている夢野が目に入った。


ーバタン…

起こさないようにドアをそっと閉めて、彼女の近くまで行った。



ほんっと……無防備。


それに、カンタンに夜までいていいよなんて言うんだし。



…危機感なさすぎだよ、夢野。


俺じゃない男なら確実に襲われてたよ。


なんて思いながら、彼女の髪の毛を撫でた。


「…んん…」


やべっ…起こしちゃったか…?


思わず手を引っ込め様子を伺うけれど起きる様子はなかった。


多分、昨日もそんなに寝ていなかったのだろう。


そして今は熱もあるからちょっとやそっとでは起きないだろう。


…もう少したら熱さまシート取り替えてやらないとな。


に、しても……夢野の寝顔多分ずっと見てられるわ俺。



その時。


ーピロン♪


部屋の中に通知が来る音が鳴る。


俺のスマホは下にあるから……夢野のスマホ?



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