夢の世界でキミと、待ち合わせ。


『ごめん、理人。

今日は来ないで。それに、私はあの返事には応えられないから』


そう打って送信した。


そのあと私はスマホの電源をわざと切って枕の近くに置いた。


…こうすれば、もう返事は見れないしきっと理人も来ることは無いから。



____♪。.:*・゜♪。.:*・゜


『オレと付き合って』


はじめて入った次の日に私は唐突に彼に告白された。


もちろん、彼のことなんか知らないから
お断りしたけれど


それから何度もしつこく付き合ってと言ってくる。


そして、それが繰り返していくうちに知った彼の情報。


蓮見理人。私の通う高校の3年。

学校ではイケメンと噂されているらしい。



けれど、そんなうわさ話も興味なかった私は、彼の存在を知るわけがなかった。


その後、学校でも見かけたらやたら声をかけてきたり、チラチラ見てきたりと…正直、キモイ。


まあもちろん、これを当の本人に言ってしまえばダメだけれど。





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