夢の世界でキミと、待ち合わせ。
ーーー……
それ以来、しつこくは付きまとっては来なかったけれど、
私がなかなか返事をしないから最近はまたしつこい。
「…スマホの電源、切ってよかったの?」
切るとこを見ていたのか、戸惑いながら聞いてきた。
「……うん。
別に、いいんだ」
「……そっか」
侑李くんはそれ以上何も聞いてこなかった。
無言でそばにいてくれた。
夜。
「…こんな長居してごめんな?
はい、とりあえずお粥また作ったから食べてね。
俺、とりあえず帰るな。
明日の朝、…また来ていい?」
「…こんなにしてもらってごめんね?ありがとう。
…うん、いいよ…」
「それじゃあ、おやすみ。お粥のお皿はそこのテーブル置いておいてよ。
明日、俺が洗うからさ」
すくっと立ち上がってそう言った侑李くん。