雷王に愛された花
「んん、、、、」

「あ、おはようございます。ご機嫌いかがですか?」

「君は、、、?それにここは?」

「あ、ミレイです。ここは離宮ですよ。3日も寝たきりだったので、心配しました。」

「そうか、、、つまり今日は何日なんだ?」

「12月13日です。」

「向こうで山賊まがいのやつらに襲われてから8日経っているのか、、、バングラデシュ王国と連絡が取りたいんだが。何か方法はないか?」

「あるにはありますが、、、」

「なんだ?」

「今までの話し方と違うのですが、、、気のせいですか??」

「元々の俺はこんなもんだ。」

「むむ、、、あの爽やかな礼儀正しさはどこに行ったんですか??」

「おや、あちらの方が好きだったか?」

「そうは言ってません!具合はどうですか?」

「あぁ。体力は落ちてるだろうが、痛みはない。ずっと看病してくれてたのか?ありがとう。」

「別に。ずっとじゃないわよ。とりあえずお風呂に入ったらどうかしら。その間にごはんを持ってくるわ。」

「そうさせてもらおう。」

なんなのよ!急に起きたと思ったらあんなに横暴で、態度が悪いなんて、びっくりよ。

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