雷王に愛された花
本格的に冬が来そうなある水曜日、私はテガンと一緒に山を登って珍しい薬草を取りに来ていた。

水辺にしか生えないので、川の近くを辿ったりしながら小さな池に着いたとき、私は人が倒れているのを見つけたの。

「大変!テガン!!人が倒れているわ!!」

「え!?ミレイ様どこにいらっしゃるのですか!?」

「大きな木の下よ!こっち!」

「本当だ、、、でも呼吸は弱いですがしっかりしています。肩の出血が原因ですかね。意識を失っているみたいです。」

「他に倒れている人はいないわね。私たちで保護しましょう?」

「もちろんです。馬を連れて来ます。ミレイ様はこちらで付いていてあげてください!」

「分かったわ。よろしくね、テガン!」

「すぐに戻ってきます!」

どうしようかしら、、、ここで見てるだけっていうのもよくないわよね、、、

血が出ているところを止血して顔の汚れも取りましょう

右肩と両足、両腕から出血してるのね。特に右肩がひどいわね。あ、このハンカチで止血しよう。
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