ブサイクだけど、キスしてくれますか?
そこからの関係は、トントン拍子。

夜は毎晩電話を重ね、バイト先で顔を合わせるとマンガ以外の話でも盛り上がった。

もしかしたら、自分みたいなブサイクでも付き合えるのでは?と期待してしまう。

雪城くんは、どこか冷めていた。

イケメンなので、黙っていても雪城くんはモテる。

バイトが一緒の美穂ちゃんを始め、普通の女性では、彼は満足しないのではないか。

ブサイクな私が珍しくて構ってくれているのかと、都合良く解釈して、浮かれたりもした。

< 6 / 15 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop