彼女はふわっと、彼はさらっと。
爽やかでチャラい彼氏
凌side
今日はもう仕事がほとんど終わって夜、今日最後の仕事。2人で仕事珍しいよなー
ていうかゆな眠たそう。
「ねー今日疲れたねぇ」
ゆなのふわふわした雰囲気は眠たさからか、さらにふわふわしてる。
「んーそうかな?」
「だから!サッと!やってしまいましょーっ」
急に元気になったと思ったけどまたすぐ静かになった。
「ま、それはそうだな、寝たいし」
そしてゆなも、俺も淡々と仕事をこなす。
「…」
「はー…めんどくさい…」
「…ゆな、ちょっとこっちおいで」
「?」
急に思い付いてゆなを呼ぶと、振り向いて素直に寄って来てくれる姿が可愛い。
…スッ…
「??」
ぷにぷにでサラサラのほっぺに触れて、頭の後ろに手を回してもまだキスされるって気付かないゆなは相当疲れてるんだろうな。
グッ
「?!」
ちゅ
「?!ッン…」
急に引き寄せてキスすると困ってるゆながまた可愛くて余計に欲が出る。
スルっ…
「っ、んぅ、…っんぅ〜〜///ゃッ…ッふ…ン」
っは…
トロ…ン
あーあ、眠たいのとキスされたのでふわふわしてる。可愛すぎる…抱きたい。
むぎゅ
「んぅうぅ〜〜やっ!も、くるし…っ」
抱きたい気持ちを抑えて、小さくて細い身体をただ抱き締める。
「あー…俺の彼女可愛い〜〜疲れた〜〜まじでゆなちゃん癒し」
ぎゅうぅうぅ
胸当たるし、ゆなはこっち見るだけで上目遣いになっちゃうし、やっばい。(笑)
スルスル
「…!?待っ、ちょっ、ぁ、だめ…」
ゆなは本当に嫌そう。(笑)
「あ、待ってぎゅって抱きついてみて」
そういえばゆなからってあんまないよなー
「はあ?なんで」
「いいから」
「…………」
…ぎゅ、っ
「…あの、…っりょーくん…?」
じ…
ちょっと待って、ゆな可愛すぎる。
恥ずかしそうに伏し目がちに抱きついてくるのもまたイイし、りょーくん?って聞いて来たときの首傾げたのそれ何?狙った????
めちゃくちゃ可愛いわ、何この可愛い彼女…やべえ
「………無理彼女が可愛すぎるどうしよ」
すす…
「あのどうもしないでくださいぜひ」
サッと俺から離れるゆな。
ガッ
「きゃあっ?!」
「何で逃げるのかな?」
ニコ。
「ううぅ…りょーくんきもちわるーい…」
びよん
よく伸びるゆなのほっぺをつねると嫌そうな顔をするわりにはいつも許してくれる。
「いひゃいいひゃい」
ちゅ
痛がってるのも可愛らしくてまた触れてしまう。
「?!///」
『凌先輩〜ゆな先輩〜〜』
「ちょっ離してっ…?!」
後輩の声に焦るゆな。
ぱっ
「あ、ごめんなんか先輩達に言われてた?」
『はい、見てきてーって言われたんで』
「ごめん、ちょっとだけ遊んでた」
『もー凌先輩とゆな先輩はすぐ遊ぶから』
「遊んでなんかないよ〜」
『とりあえず早く戻ってきてくださいね!待ってます!』
後輩は様子を見に来たのと、早く帰って来て欲しいと伝えにきたらしいけれど、すぐに帰っていった。
「ん、………ゆなちゃーん?今どんな顔してる?」
ゆなは後輩が来る直前にキスしたのがバレそうだと思ったらしくまだ照れてる。
「っ、りょーくんなんかきらいっ!///」
じっ
「…暗くて良かったな」
ぷく。
頬を膨らませて怒る真似をするのも愛らしいと思えるのはゆなだけ。
「ほら、終わったし帰るよゆな、拗ねない」
「すぐちゅーしてくるし!すぐ触ってくるし!へんたい!」
「はいはい、おいで」
む。
きゅ
怒ってるかと思いきや素直に手は繋ぐんだ?あーもうかわいい。(笑)
抱きたいけど、仕事が終わって家に帰るまでは我慢。
いつもこうやってゆなには甘くなってしまうのでした。