彼女はふわっと、彼はさらっと。
隠れて
仕事の部屋で隠れてゆなと居た時の話。
ぎゃははは
『あれっ、凌どこいった?』
イツキ「さっきまでこの辺いましたけどね」
『男部屋にいるんじゃねえの?』
『ちょっと見に行ってくるわ』
『あ、俺も取りに行くもんあるし行くわー』
*
コンコン
「お邪魔しまーす、…」
すっ
「…っ?!」
…パタン。
男部屋にゆなが入りかけた所ですぐに抱き締めると、ゆなは小さいから埋もれて苦しそう。
「あれ、ちゃんとカツラ被ったんだ?」
ぱっ
「っ、だって、バレるの、怖い…」
カツラは黒髪のショートヘアのもので、もしも人が来てもゆなだと分からないだろうということで使うとなったもの。
「ショートヘアでも可愛い」
ちゅ
不安そうなゆなの顔に、軽くキスをする。
「?」
キスをしたら始めの合図。ゆなのトレーナーを少しだけ捲り上げ、トレーナーの中に手を滑り込ませる。
スルスル
「っりょーくん?///っぁ、今トレーナーの下ブラだけだから…っダメ、絶対皆すぐ帰ってくるよ?…っん」
「かもな」
パチン
焦るゆなは少しだけ泣きそうな声で抵抗する。それがまた可愛くてやめられない。ブラのホックまでもう外してしまったのに止められるわけがない。
「っゃ?!///…ちょっと…!」
クイ
顔を上げさせるとゆなはもう恥ずかしさと人が来るかもしれないスリル感で泣きそう。そんなゆなの表情も凄くエロくてゾクゾクする。
「もっとして欲しいくせに」
ちゅ、ちゅぅ、っ…
「!?///ンッ…んぅ…ふ、ぅんッ…///」
ゆなはもう抵抗出来ないくらいにトロトロ。
エロいし可愛いし、あー…犯してぇ…
アラタ「お前バカかよ〜」
ガチャ
先輩が帰ってきたけれど、どうせバレないし、どうでもいいや。この声…リョウト先輩と、アラタ先輩かな。
リョウト「うっわそんなこと言ってもい…い…」
アラタ「何?どけよ、俺も要るものあるんだよ、…っ?」
「っん…」
…パタン。
アラタ『ちょっ…凌?だよな?と誰?!今の!』
リョウト『いや…全然見えなかった、とりあえず戻ろう』
*
ぎゃっはっは
オウヤ「お、何を取りにいったんだ?2人は」
リョウト「いや、俺は何も…」
アラタ「それがっすね、…」
オウヤ「…?どした?」
アラタ「凌が、誰かとイチャついてて」
リョウト「おい、言うなよ」
オウヤ「え?まじで?見に行こうぜ!な、ヒロキ!」
ヒロキ「…あー…誰かわかるからいい。わざわざ見たくない」
オウヤ「あ〜…確かに、俺もわかるわ」
アラタ「え?!先輩達分かるんっすか?!誰っすか」
こそ
オウヤ(ゆなちゃん?)
ヒロキ(そ、ゆな)
オウヤ「秘密」
ヒロキ「見に行きたいなら見に行けば?」
アラタ「えーじゃあイツキ〜いこーぜ」
イツキ「あ、俺はいいです。そもそも相手知ってるんで邪魔するだけになっちゃいますよ」
リョウト「くっそ…みんな知ってるのかよ」
アラタ「凌が、付き合ってそうな子…?」
*
カチャ…
そお…っ
…また来たのかよ、リョウト先輩とアラタ先輩(笑)
「ゃ、んっ…///」
ゆなは元々ドア側には見えないように俺の上に座らせてるから見えてるのは俺だけ。
ちゅ
首筋にキスを落とし、
チュ
耳にキス。
チラ
パチっ
先輩達と目が合ったので、
…ニヤ
アラタ「!!(あいつ…余裕かよ…!)」
…サラ…
ゆなのサラサラの茶髪ロングストレート…じゃなかった、今はカツラで黒髪のショートヘアに触れながら、ゆなに深く、キスをする。
ちゅ、…ちゅっ…ちゅうぅ
キスをしながら、服の中をまさぐると甘い声を出すゆな。
「っ?///ひぁ、や、っ///」
ちら
あ、先輩達いたんだっけ。とまんね。声…そうだな、聞かせるのも嫌だし。
「…ほら、服噛んでもいいから声抑えて」
ゆなに俺の服の肩辺りを噛ませ、
はむ…っ
声を少しでも抑える。
「…っ///…ん、ッふ、っんン///」
アラタ(顔、わざと見えないように…声も、逆にエロいって、…くっそ、凌、上手い…)
*
アラタ「リョウトお前、固まってんの、」
リョウト「あの声離れねぇ」
アラタ「それにしても可愛かった、…誰かな…」
*
『じゃ、この説明した仕事にアラタ、凌、オウヤ、ユウちゃんで!お願いしまーす!』
アラタ「おい、凌〜?」
ニヤーリ…
「なんですか、」
アラタ「昨日イチャイチャしてたかわい子ちゃん誰?マジで気になって寝れなかったわ」
「嫌ですよ自分からバラすとか」
オウヤ「お前〜昨日聞いたぞ男部屋でヤってたって?それはアウトだぞ、」
「いやヤってはないですよ」
ユウ「えっちょっと!凌くん?!それは有り得ない、あの子嫌がってなかった?」
「…ちょっと…」
ユウ「うわサイテー。しかもあたしのかわいこちゃんになにしてくれてんの」
アラタ「え、ユウも知ってんの?」
ユウ「知ってますよ!」
アラタ「え?あんな黒髪ショート居ないよな…」
こそっ
ユウ『…黒髪ショートって何?あの子茶髪ロングでしょ』
『や、カツラ被せてた』
ユウ『そこまでしてゆなに触りたいの』
『当たり前』
はあ
ユウ『あたしのゆななのに〜』
この後ユウにはしっかり怒られたけどゆなはにこにこしていつも通りでした。