洗脳されていたことに気付いたので逃げ出してスローライフすることにします。-元魔王四天王の村娘ライフ-
そんな時代にチマチマした戦闘の苦手な私が四天王にまで出世できたのは、研究室で『魔力タンク』なんていう微妙な渾名を付けられるのも我慢し、ひらすら研究に勤しみ結果を上げたり上げさせたりし続けたことと魔力量と元四天王な父親の血筋のおかげ。
史上最弱の四天王なんて不名誉な称号を陰でいただいちゃったりしているけれども。
それでも私はその地位に固執していた。
それはもう必死にすがりついていた。
これまでは--。
だって四天王って言ったら魔王様の側近なのだ。
生まれた時から魔王様史上主義な教育を受けてきた私たち魔族にとって魔王様のお側に寄れる機会の多いその地位は憧れそのもの。
お近くで顔を見ることもあれば声を聞くことだってできちゃうのだ。
魔王様激Loveな魔族にとってこれ以上ない至福。
そう思っていた。
疑いもなく。
史上最弱の四天王なんて不名誉な称号を陰でいただいちゃったりしているけれども。
それでも私はその地位に固執していた。
それはもう必死にすがりついていた。
これまでは--。
だって四天王って言ったら魔王様の側近なのだ。
生まれた時から魔王様史上主義な教育を受けてきた私たち魔族にとって魔王様のお側に寄れる機会の多いその地位は憧れそのもの。
お近くで顔を見ることもあれば声を聞くことだってできちゃうのだ。
魔王様激Loveな魔族にとってこれ以上ない至福。
そう思っていた。
疑いもなく。