オトコは受け付けません!!



ひぃ~~!!やめて~!!
ベラベラとなにを勝手に喋ってんのよぉ



『誰ぇ?可愛い?』


『小さすぎて顔見えねぇ~』



ひー!!!!待って、
ここ2階だから3年生のオトコたちじゃないすかぁ?!

やばいやばい早く下にっ!!!!


ダッシュで走ると、右置くに階段があった



ああっ、やっと階段!!!


少し落ち着き、ゆっくり階段を降りていると



「ねぇ、キミ何年?」


横からひょいっとオトコの顔がドアップで
現れ、



「ひゃあ!!!!!!」


あたしはその顔にびっくりして、ノートを何冊か弾き飛ばしてしまった。



「うわ、そんなびっくりしなくてもよくね~?なんだよ」



驚かせてきた奴はそれだけ言って消えた。



「痛ってぇ…」



階段の下の方に座っているオトコが立ち上がり、頭を抑えながら後ろを振り返った。



ぎょえ!?


さっき、お昼の時に、あたしの横っ腹に
ボールぶつけてきた……



えっと、名前は、 、 、



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