君が笑ってくれるなら、それでいい。〜君のいない世界〜
私の笑顔を君に 美桜said
美桜said

『笑え』

そう言って優希は私の前からいなくなってしまった。

優希がいなくなってから、私は三日三晩泣き続けた。

このどうにもならない現実が嫌だった。

誰もいないこの家は、ずっと寂しかった。

優希が私の心のよりどころだった。

そんな優希もいない。

……私はどうすればいい?

優希の願ったように笑っていられない。

立ち直ることもできない。

こんな私じゃ、優希に嫌われてしまう。
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