君が笑ってくれるなら、それでいい。〜君のいない世界〜
「あ、れ……?」

「クックック…」

「優希!?」

「お前、ここんとこ寝てなかっただろ」

「なんで知ってんの?」

「別に…クックック」

ずっと昔から、美桜は疲れてたり気になっていることがあると、寝ているときに寝言を言う。

それも決まって寝言で“いちごまんじゅう”と言う。

教える気は全くないけど。

「もう、笑わないでよ!」

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