君が笑ってくれるなら、それでいい。〜君のいない世界〜
後1年。

美桜はそのことをわかっていて僕に合わせたくれている。

自分の気持ちを押し殺して。

「次あれ行こう!」

「美桜、目大丈夫か?僕にはお化け屋敷って書いてある看板が見えるんだけど」

「いいじゃん。一度行ってみたかったの〜!」

「ビビリのくせに?」

「ビビリだけど!楽しそう!」

(こう言うのがほんと、子供っぽい)

恐怖とか、そんなのより目に入ったものへの好奇心がすごい。

「はぁ…」

「行こ!」

そして入ったお化け屋敷で美桜がビビりまくったのは、言うまでもない。

……最終的に腰を抜かしていた。

優希said end
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