炎は水とともに散り行く
「…で、何だよ。話って」
女神様の元へと連れていかれた僕は、女神様と向き合っていた。
「紅蓮さん、あなたに1つ頼み事があります」
「何だ」
「16年ぐらい前に転生した少女を明日、学校に行っている間見守ってほしいのです」
「珍しいな、女神様からそんな頼み事をするの」
僕は、女神を無表情で見ながら素直な感想を言った。女神様は、微笑んで「時雨さんとお話があるので…」と言って、僕を光に包んだ。