本当の私、迷走中です〜番外編・大河ver〜
「え…あ…はい、森田さん」

そこから会話は続かなくて、いつの間にか図書室に着いていた。
そこで本を返す。

「あ…ありがとうございました…」
「いえ…こちらこそ、ありがとうございました」
「え?あ…いえ…」

なんだか勝手に帰る雰囲気でもなく、静寂が僕達を包む。

「あ…あの‼唐突に申し訳ありませんが……」
「は…はい」

なんだろう…

「わ…私と、友達になってくれませんか…‼」
「え⁉あ…う…うん‼もちろん‼」
「ほ…ホントに⁉やった、ありがとうございます‼」
「こ…こちらこそ、ありがとうございます‼」

こっちの方が嬉しいよ…
違うクラスの友達、初めてだし♪
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