本当の私、迷走中です〜番外編・大河ver〜
なんかちょっと打ち解けたような雰囲気になったところで僕達は教室へ向かう。

「あ…あの、森田さん」
「はい?」
「もう、敬語…なしでいいよね?」
「…うん!なしってことで‼」
「ん、OK‼」

もう少し一緒にいたいなー、なんて思ってるけど僕達の足は止まることはない。

そしたらなんだかんだで教室まで着いてしまった。
ここで終わるのはなんか嫌で……

気づいたらこんなことを口走っていた。

「あの、森田さん、図書室によく行くの?」
「うん。ほぼ毎日昼休みに。勉強しに行くかな。一人だけど」

森田さんはちょっと恥ずかしそうに言う。

勉強か…
偉いな……

後からこんなことを自分が言ったなんて思うと恥ずかしくて、後悔してしまった言葉。
だけど、今は森田さんともっと仲良くなりたい一心で口からこんな言葉が出ていた。





「あ…じゃぁ、その勉強、一緒にしていい…?」
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