本当の私、迷走中です〜番外編・大河ver〜
――2日後

僕は蘭葉高校に転校した。

今は新しいクラスで自己紹介をしている。

「えっと、伊原 大河です。仲良くして頂けると嬉しいです。宜しくお願いします。」

特に言うことない…
ちょっと悲しい…

「伊原君は鷹梨君の横の席に行って頂戴。窓側の席の一番後ろよ。」

先生が僕に言う。

鷹梨君と呼ばれる、明るそうな男の子は僕に向かって手をふった。

なんか…早く友達が出来そうだな♪

少しだけ嬉しい気持ちになると、僕はその席へ向かった。
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