バリトンボイスで囁いて
言わなきゃ良かったと後悔しても、もう遅い

幸せに酔いしれた空間は、一気に重苦しい空間へと
様変わりした

調子に乗ってバカみたい

最後だろうと何だろうと、弘人さんからしたら
迷惑でしかなかったのに。

私なんて、眼中にないのに。

そんなこと、初めからわかってた

だけど、イブに誘われて、私はどこか浮かれてて
もしかしたら、片隅に僅かでも期待があったのかも
しれない

あっけなく砕け散る無様な自分が滑稽だ



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