バリトンボイスで囁いて
「どうした?足痛めたか?」

やっと反応したと思い、視線が絡み合った瞬間

俺は驚いた

女は、これ以上ないくらい赤面して動揺していた


まだあどけない顔は、やけに俺の心を掴んだ


その日から俺は、車をやめて苦痛でしかない電車で
通い始めた

その女に会うために、、、

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