バリトンボイスで囁いて
その日から毎日決まった時間、車両に乗り、あたかも
偶然だと言わんばかりに目の前に立ったり、
隣に座ったりした


いい歳こいた大人が何をやってんだか、、

自分に呆れもしたが、それが妙に心地良かったんだ


それが大きく動き出したのは義妹に頼まれた合コン
だった

まさかそこに、彼女がいるとはな


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