バリトンボイスで囁いて
ご褒美の合コン
合コン当日。
気分が乗らずどんより雲を背負った私に、
さやかが煩い位のテンションで気合いを入れてきた
「菜々ちゃーん!心を晴れにしてー。さぁさぁ
楽しまないとー!」
「はぁー。なんでそんなハイなわけ?
逆にさやかが羨ましくなるわ」
「そう?だってさー、超絶イケメンよ?
これがハイにならずにどうなれと?菜々も千佳さんの
面子を潰さないように、ちゃんと楽しも?ねっ?」
まぁ、確かにそうか。
千佳さんの顔をたてないと申し訳ないもんね。
私は両頬をパチンと叩いて作り笑顔のボタンを
ONにした。
気分が乗らずどんより雲を背負った私に、
さやかが煩い位のテンションで気合いを入れてきた
「菜々ちゃーん!心を晴れにしてー。さぁさぁ
楽しまないとー!」
「はぁー。なんでそんなハイなわけ?
逆にさやかが羨ましくなるわ」
「そう?だってさー、超絶イケメンよ?
これがハイにならずにどうなれと?菜々も千佳さんの
面子を潰さないように、ちゃんと楽しも?ねっ?」
まぁ、確かにそうか。
千佳さんの顔をたてないと申し訳ないもんね。
私は両頬をパチンと叩いて作り笑顔のボタンを
ONにした。