バリトンボイスで囁いて
あぁー、ダメ。
私、もう顔から火が出そう

熱くて熱くて耐えられない

バリトンボイス様を上目遣いで見ると、、、

顔をクシャッとさせて袖口で口元を隠して、
笑いを堪えてる

ヤバイ、、、そんな表情もステキ過ぎる

ずっと見てても飽きない

私と視線がぶつかると、プイッとそらされてしまった
あんまり見すぎたかな、、、

怒らせた?
またいつもの凛々しい顔に戻ってた

でも、こんな日が来るなんて、、、
それだけで私は充分過ぎるほど幸せだ

ただ見ていただけの人
それが今は挨拶を交わせるようになったんだ

いや、それ以上に名前を呼んでもらえてる

私の大好きなバリトンボイスで、、、

もうこの上ない喜びに満ち溢れてる

天にも昇る気持ちとは正にこの事かも、、、



< 39 / 119 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop