バリトンボイスで囁いて
近付きたい想い
帰りの電車、弘人さんの姿はない
遅い時間じゃないと会えないってことは、
ハードな仕事なんだと察しがつく
私みたいにほぼ定時で帰れることは0に等しい
のかもしれない
どんな仕事をしてるのか合コンでは明かして
くれなかったから、、、
外はもう暗い。
夏なら18時はまだまだ明るくて部屋までの道のりも
軽やかだけど、冬はずんずんと重くなる
駅から5分の殺風景な外観のアパート
私のお給料じゃ、これが精一杯。
部屋にお金をかけるほど裕福でもないしね
「ただいまー」
返事のない、ただいまはシーンとしたワンルームの
床に吸収されていく
遅い時間じゃないと会えないってことは、
ハードな仕事なんだと察しがつく
私みたいにほぼ定時で帰れることは0に等しい
のかもしれない
どんな仕事をしてるのか合コンでは明かして
くれなかったから、、、
外はもう暗い。
夏なら18時はまだまだ明るくて部屋までの道のりも
軽やかだけど、冬はずんずんと重くなる
駅から5分の殺風景な外観のアパート
私のお給料じゃ、これが精一杯。
部屋にお金をかけるほど裕福でもないしね
「ただいまー」
返事のない、ただいまはシーンとしたワンルームの
床に吸収されていく