バリトンボイスで囁いて
あ、冷たいと思ったのは弘人さんの手だったんだ
駅なかのベンチ、もうラッシュは過ぎたらしく
人通りも少ない
って、あー!!
「し、仕事が、、弘人さん!仕事!」
「大丈夫だ。今日は特に急ぎもないし、遅れると
連絡してある。お前のぶんもな」
「え?私の?」
あ、そうだ。私も仕事だった
でも、連絡したってどうやって?
もしかして、千佳さんに電話したってことかな
「貧血」
「え?」
「貧血、よくなるのか?」
「あ、最近はなかったんですけど、前はよく」
「そうか。」
こんなに長く、ちゃんと会話したのは初めて
しかも、私が貧血起こしたせいで、、、
「あの、本当にすみません。ご迷惑おかけして」
駅なかのベンチ、もうラッシュは過ぎたらしく
人通りも少ない
って、あー!!
「し、仕事が、、弘人さん!仕事!」
「大丈夫だ。今日は特に急ぎもないし、遅れると
連絡してある。お前のぶんもな」
「え?私の?」
あ、そうだ。私も仕事だった
でも、連絡したってどうやって?
もしかして、千佳さんに電話したってことかな
「貧血」
「え?」
「貧血、よくなるのか?」
「あ、最近はなかったんですけど、前はよく」
「そうか。」
こんなに長く、ちゃんと会話したのは初めて
しかも、私が貧血起こしたせいで、、、
「あの、本当にすみません。ご迷惑おかけして」