バリトンボイスで囁いて
「菜々ちゃん?」
「あ、すみません。別にただ毎朝通勤電車が同じ
方で、たまたま私が貧血で倒れたとこに居合わせて」
「ふーん、、、どうして職場知ってるの?」
「あー、それは、その、、、」

説明に戸惑ってると、先生はカレンダーの
クリスマスイブを指さして微笑んだ

「ここは、ちゃんと空けててね。」
「はい。」
「じゃあ、仕事に戻ろうか」

私の頭をポンポンと撫でて、スマートにドアを開けた

て、手慣れてる感が、、、

「あ、そうだ。忘れもの」

先生はすれ違い様に、私のおでこにちゅっと
可愛らしくキスをした

な、、、に?

先生?
その行動の意味は、、、?

把握しきれない私を残して先に行ってしまった


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