バリトンボイスで囁いて
どこへ行くんだろう?

駅とは反対に歩き出した

真冬なのにさほど寒さを感じないのは、間違いなく
弘人さんのせいだと思う

10分ほど歩いてついたのはホテル

といっても野暮ったいホテルとかじゃなくて、
外観だけで高級さが伺える

エレベーターで最上階のラウンジへ

そこは静かで夜景も味わえるお洒落なバー

こんなとこ、私みたいな凡人には手の届かない
まさにVIP仕様だった




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