叶わぬ恋…それでもあなたを見ていたい

はぁ・・・。




検査室を出てから、風邪であると思えば思うほど、次第にだるくなってくる。




「病は気から」って言うもんな・・・。





検査室から階段を使って、歩いて向かう病室。





あぁ・・・・嫌だな。点滴。




両腕を前に揃えて出すと、私の貧弱な腕は、今までの入院で何度も刺されて痣だらけになって、点滴でパンパンに腫れていた。





痛いんだよね・・・。





こんなに医療が発達しているのに、腕に毎回刺され続ける点滴ってどうなのかな・・・。



もっと痛くない方法で、体に入れることって、できるとおもうんだけどな。





まっすぐ病室に戻ろうと思っていたのに、なぜか病室を通り過ぎ、プレイルームに来ていた。




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