お母さんがお札を硬貨に変えてくると話していたのを紙なのにどうやって金属の100円玉に変えるんだろう、と考えていた幼いときを思い出しました。
レジの事情、お店の事情もよくわからない幼い少年は、お祭りのたこ焼きのために一万円札を持っていきます。
店員さんも両替禁止というお店の規則に従い一度は断るのですが、その後一転し、お店とは関係ない一人の人間として優しく提案してくれました。
人情の厚さが沁みる作品ですが、それにも限度があって甘えてばかりではいられないと思わせられました。お金の価値を変えてしまっては滅茶苦茶になりますから……。