復習したい
♦︎2 仮面の下には
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ピンポーン
「ん〜」
家のインターホンが鳴った音で微かに目を開ける。
薄っすらと開いた目で、すぐさま時計を見るとAM6:50の文字。見た瞬間瞼を閉じ布団に潜る。
ピンポーン ピンポーン
煩い。
布団にさらにくるまる。
こんな時間にどこのどいつだ。非常識にもほどがある。
少しの間、インターホンが鳴らなくなり帰ったのかと安心して眠ろうとした時ー
ピンポーン ピンポーン
「あああ!!もう!近所迷惑じゃない!!」
ばっと布団から出て玄関に向かう。
悪戯とかだったら地の果てまで追いかけてやる。私にとって睡眠は命よりも大切な時間と言っても過言じゃない。
こんな時間に迷惑だ!と勢いよくドアを開けると、
「よう。」
そこには朝からうざったくなる程の爽やかな、非常に見たこのとある美少年がいた。
それと同時に昨日あった出来事を一気に思い出して頭が痛くなった。
「.....なんで私の家知ってるのよ。」
「調べた。」
...調べた、だと??
寝起きの頭にパッと浮かんだのは〝す〟から始まるあの単語。
昨日の夜つけられてた??いつから??
「言っとくけどストーカーじゃないからな。」
私の考えてる事が分かったのか呆れた様に言われた。
じゃあどこで手に入れたのよ!私の個人情報!!
「それよりお前、早く支度しろ。会社行くぞ」
「は?今何時だと思ってるのよ。」
我が社の業務開始時刻は9:00からだ。私は会社まで徒歩だからいつも7:50に起きる。まだ後一時間は寝れるのだ。