マジ恋相手は高校生


ごくごく普通の一軒家。


1階は客間に応接間
ダイニングキッチン
和室 お風呂トイレ
2階は3部屋あるみたいで
わたしには1階の客間を使いなさいと
案内された。


普通の一軒家よりデカイか。。。


「じゃあ ワシは帰るから」
と社長はこの家を後にした。


バタンっと扉が閉まると
「まじかよぉ〜」と
葵くんが発声した。


「え?」


私は葵くんがそんな事を言う子だと
思わなかったのでびっくりとした。


「ひと月ほど女性社員が
一緒に住むことになるって
連絡してきたから
楽しみにしてたのに期待はずれ」


期待はずれ???私のこと?


「はぁ???」


「もっと
いい女かと思ってた!ってこと」


「はぁ???」


「はぁ???しか言えねーの?」


社長の前とのギャップに
驚いて言葉が出ない。


「これじゃ仲間に自慢もできねーや」


「はぁ???」


「オレの採点では
中の下ってとこかな?
なにそれダサい眼鏡に
一纏めにした髪型ダサすぎ!
ババアかよ
女捨ててるような人と
同居とかマジないわ」


女捨ててる?
捨ててませんけど!!!
カチンときた私はついにキレた。


「あんたね!さっきから
聞いてればなんなの!
そりゃ あたしも仕事帰りだし
髪型はパソコン打つのに邪魔だから
一纏めにしてるそれが何か?
ハプニングが起きてコンタクトを
外したから眼鏡にしててなにが悪い?
それに彼氏がいるわけでもないから
飾る必要ないし
それが何か!!!」


「逆ギレ女
ウケるー」


目が痛くなったからコンタクトを外して
アイボンをして そのコンタクトを
流してしまって急遽の眼鏡。


容姿を貶すなんて
最悪なやつ。。。
こんな奴と同居なんて。。。


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