マジ恋相手は高校生
「あいつ萌香の天敵だろ」
「わかる?」
「わかるよ!お互いの顔つきで」
「そっか。。。
あの人にいっぱい虐められた」
「え?虐められた?
それを早く言え!
文句の一つでも言ってやるのに」
「別にいいし」
「何やられたわけ?」
私は当時の噂を話した。
すると葵くんは「ごめん」と謝った。
じいさんのせいでここでも
辛い目にあってたんだなって。
「言いたい人には言わせとけ!みたいな
あたしはここですごく強くなったよ」
「もともと強気の性格だったのに
輪をかけたってことか」
「おい!もともとってどうよ?
優しい萌香さんだったのに」
「どの口が言うか?
当時でも事務の子を
くそ女とか言ってたじゃん」
「あーねー」
ホテルマンはあたしたちの話を聞いて
俯きかげんで少し笑っている。
通されたスィートルーム
贅沢すぎる!!!
「それではごゆっくりと」
ホテルマンが出た後荷物を置き
「社長に感謝!贅沢!」
とベットにダイビングの私。
「ふわふわよぉ〜
来て来て葵くん」
「そう焦るなって」
「はぁ?」
「まだ早いよ」
「何が?」
「誘ってんだろ?」
「さ・誘う?」
「葵くん来て来てって」
私は急いで身体を起こし
ベットから立ち去った。
「アホじゃないの?
ふわふわ感を感じて欲しかっただけよ」
「ふふふ 楽しみは夜に
取っておくよ」と余裕の態度。
そしてほっぺにチュッ
うっとりの私
ヤバっ!このままそうなりたいと
思ってしまう。
「コーヒー飲みに行こう
可奈ちゃんいるかな?」
「逃げんな!」
葵くんには私の思い見過ごされてるようだ。
「行こう行こう」
葵くんの手を取り部屋を出た。