マジ恋相手は高校生
夜はかほりさん 河本さんと
女子3人でのサヨナラ会。
話題は河本さんの結婚話から
最終的には現状の私のこと。
「聞いたよ聞いたよ
萌香ちゃん 高校男子と同居って?」
「あっ!かほりさん!言ったなぁ」
孫が男子高生だとは
みんなには言わないでと
かほりさんには口止めをした
みんなに色々言われるのが
嫌だったから。
「河本さんはもう辞めちゃうしね
他の人には言ってないから」
「社長がバックに居るから
変なこと言えないし
本当ムカつくばかりです」
「どんな子なの?」
「どんな子?うーん
高校生らしくないと言うか
マセガキ 相手にしないのが
一番かな?ってね」
「へぇ」
と興味津々の河本さん。
「あたし言ってるのよ
最終的に恋しないでねって」
「かほりさん!何度も言いますけど
年下相手にそんな気になりませんから」
「わかんないよぉ〜」
はぁ?河本さんまで。。。
「もぉー!河本さん」
私を餌にお酒を進める2人
おいおい
河本さんのサヨナラ会じゃないのかい!
私自身もお酒が進み
ほろ酔い気分で家へと帰ったのは
日付が変わるころだった。
リビングに灯りがついていた
葵くんがそこに寝ていたからだ。
「風邪ひくよ
部屋で寝ないと」
「うーん もう朝?まだ寝る!」
寝ぼけている葵くん
フフフこう言うところまだガキ!
こうしてみると普通の高校生だ。
「知らないからね」
とリビングの灯りを消した。
「あっ。。。」
それで葵くんは目覚めたようだ。