マジ恋相手は高校生
「おーい!
この人が作ってるカレーって
葵のために作ったんだってさ
怪しくね?」
向こうのリビングに向いて
大きな声で言ったタケシ。
「いろいろ説明したら長くなるの!
ただで住んでるんだから
何か作れ!って
オレが言ったまでのこと!
怪しいとかマジでないから」
本当に迷惑そう。。。
「だよねぇ 葵くんが
こんな年上の人と恋とか
するわけないよねぇ」
こんな年上か。。。
私は黙って家を出た。
陽子とショッピングしてる間は
さっきまでのことを忘れられて
本当に楽しめた。
でも別れたあと
またあの家に戻ると思うと気が重い。
まだこんな時間か。。。
19時ならまだ居そうだな。。。
一度は家の近くへと
帰ったものの もう遅く帰ろうと 逆戻り
時間つぶしにコーヒーショップへと
入った。
なぜ私が気を使わないといけないのか。
そこで偶然
元カレの友人 大和くんと会った。
向こうは待ち合わせらしく
それまで思い出話に花が咲き
良い暇つぶしになったのだ。
知りたくもないが元カレは今
他県にいるとか。
「あいつ 問題起こしてさ」
「問題?まさかの女関係?」
「そうみたい
会社でセクハラ?まがいなことに
なったらしい 」
「島送りってやつ?」
「うん 遠くに飛ばされたってこと」
治ってないんだね
女好きってのが
別れてて正解だった。
大和くんの待ち合わせの人が
来たので私はやっと
家に帰ることにしたのだった。