マジ恋相手は高校生
失敗だらけの萌花
なんでも笑ってごまかす
笑って済む問題じゃないんだよ
ゼロを1つ間違えると
大変なことになるのに
私はここまで失敗してたかな?
「萌香先輩ごめんなさい」
「もぉ!気をつけないと
だめだよ」
「はい 頑張ります グスッ」
笑ってごまかした後は
状況を見て涙を流す。
状況とは 周りに他の社員がいると
わざとなのか泣く。
そして周りは私が虐めていると
勘違い。
「おいおい 古い方の萌香
後輩を可愛がってやれよ」
特にこの山田部長は
萌花を非常に可愛がる。
古い方の萌香って。。。
他に言い方ないのかい!
「虐めてはいませんよ」
「違います違います!
萌香先輩が
悪いわけじゃないんです!
私がドジだから迷惑ばかりかけて
自分に情けなくて
涙が出てるだけです」
「誰でも初めから完璧な人はいないよ
失敗して失敗して一人前になるんだよ
気にするな」
うまくやるなぁ
と感心するばかりの私。
「それより
お茶の時間じゃないのか?」
「はい・・・それが」
萌花が答える。
「なんだ?」
「入社してまだ1週間ですけど
みなさんが萌香先輩が入れる
お茶の方が美味しいかったって」
「そうか?
ワシはわからないけどな」
「もう入れる気失せました」
はぁ???何コイツ!
「そっかぁ
じゃあ 古い方の萌香くん
引き続き頼むわ」
はぁ???
そこは厳しく言えよ!
「あたしがお茶をしても
萌花がいれても味は変わんないと
思いますけど?
材料は同じものなんで」
「そんなこと言わずに
やってやれよ」
はぁ???
「わかりました!!!」
やりますよ やればいいんでしょ
くそー!いつか仕返ししてやる。