マジ恋相手は高校生
「そんなことはどうでもいい!
色々情報は耳に入ってる!
君を警察に差し出してやろうかと
考えたんだよ」
警察?
社長の口から出た驚きの言葉。
情報が耳に入る?
あ。。。あの子達か。。。
「そうだよ!当たり前だろ
未成年に手を出して
傷つけて」
「意味わかりません
葵くんと身体を重ねたのは
申し訳ありません事実です
ですが!合意の上だったと・・・」
「合意の上だと???
何をバカなことを言ってるのかね!
葵は逃げ場がなくて・・・
葵のことを考えると
胸が痛くなるよ」と
また目頭を押さえる。
「君は罪を犯したんだよ
わからないのか?」
話が大袈裟すぎて
言い返す言葉もない。
「訴えるのは簡単なんだが
世間に葵のことが知れて
葵の将来がめちゃくちゃになる
そして君の名前が出ると
会社も迷惑だなことだ
だからワシも考えたよ
君をクビにする」
やはり
そう来るか。。。
「クビですか・・・」
「だが 君を野放しには出来ない
葵の傷が癒えるまで
君にはこの場所でウロウロされたら
困るんだ」
「と言うことは?」
「君は仕事を真面目にやってくれた
それは認める
だからワシの知り合いの会社を
紹介することにしたんだ
手続きは済ませてある
君は明日移動してくれ」
「えっ???」
住むところもすべて
用意されているとのこと
荷物もすべて引越しの手配を
今日済ませたと言うのだ。
「困ります!
そんな勝手に・・・」
「勝手だと?
警察に届けていいのか?」
「それは・・・」
葵くんのためにそこまで?
何も言っても聞いてはもらえない。
「行き先はどこですか?」
「北海道だ」
「ほ・北海道???」
「そうだよ
なるべく遠くに行ってもらいたい」