マジ恋相手は高校生
「うーん
可奈ちゃんの頼みだから・・・
でも 2人きりは嫌だ
可奈ちゃんも一緒なら」
「え。。。あたしも?
それ 池田さんに拒否られるかも」
「それなら行かない」
「うーん わかった
そう話してみる」
それから返事は
その日のうちに来た。
「萌香さんが来てくれるなら
別にあたしが来てもいいよみたいな
来れば?みたいな感じだった
感じ悪っ!」
「あはは」
「あははじゃないよぉ〜」
みんなの都合上
今週の中では明後日が1番都合がいい。
私は6時までだし
可奈ちゃんは5時まで
池田さんはお休みの日だから。
ーーー金曜日ーーー
仕事が終わると
可奈ちゃんと池田さんの待つお店に
駆けつけた。
「ごめんね
遅くなっちゃって・・・
えっ。。。」
みんなオシャレな格好をしてる。
「なんか。。。あたし
仕事終わりに来て この格好・・・
浮いてる・・・」
ほんと どーでもいい格好。
今日のことを忘れてたわけじゃないけど
別にオシャレなんてしなくていいかと
勝手に思って。
と言ってもシャレた服なんて
あまり持ってないし
勝手に荷造りされて最低限のものしか
運んでくれてないし
後はきっと処分されてる。
ここへきて1枚も買ってないし
買えるようなお給料でもないし。
「浮いてなんかないよ
普通じゃん」
「いやいや」
スカートでも履いてくればよかった
黒のカジュアルパンツ
上はコートで誤魔化せてるけど
脱げばセーター。
後 可奈ちゃんの彼氏が参戦するという
「あたし1人は嫌だから
勝手に誘っちゃった」と笑う。
「座って座って」
指示されたのは池田さんの隣。
「失礼します」と頭を下げて
そこに座った。