海軍提督閣下は男装令嬢にメロメロです!
「そらエレン、燻製肉は早く食わんと固くなってしまうぞ?」
「あ、うんっ」
あれこれと考え、物思いにふけっていると、アーサーさんが私の前にコトンと皿を差しだした。
あれっ!?
私の前に置かれた皿を見れば、あぶった骨付き燻製肉が食べやすそうに骨からはずされ、一口大にカットされていた。
「え! これって!?」
間違いなく、アーサーさんが必死に格闘していたのはこの肉だ。見れば隣のアーサーさんの皿には、骨付きのままの燻製肉が鎮座していた。
「食べにくいかと思い、少し手を加えてしまったが、うまくなかったか? よし、それでは俺の皿と交換し――」
「ううん! これがいい!」
アーサーさんが皿を取り換えようと伸ばした手に、トンッと手を重ねて制し、首を横に振った。
「あ、うんっ」
あれこれと考え、物思いにふけっていると、アーサーさんが私の前にコトンと皿を差しだした。
あれっ!?
私の前に置かれた皿を見れば、あぶった骨付き燻製肉が食べやすそうに骨からはずされ、一口大にカットされていた。
「え! これって!?」
間違いなく、アーサーさんが必死に格闘していたのはこの肉だ。見れば隣のアーサーさんの皿には、骨付きのままの燻製肉が鎮座していた。
「食べにくいかと思い、少し手を加えてしまったが、うまくなかったか? よし、それでは俺の皿と交換し――」
「ううん! これがいい!」
アーサーさんが皿を取り換えようと伸ばした手に、トンッと手を重ねて制し、首を横に振った。